通称すい癌とも呼ばれるすい臓がん。
普段すい臓というと、あまり意識しない臓器だけに、どんな働きをしているのかよくわからない、どこにあるのかもイマイチわからないといった方も多いのではないでしょうか。
しかし、すい臓はそうした私たちの想像からは大きく離れているといっていいほどに大切な働きを担っている臓器でもあります。
すい臓はみぞおちの少し下、胃の裏側に一市、大きさは15cm京都比較的小さな臓器です。
ここではすい酵素とよばれる消化酵素を生産し、それを十二指腸に送って、炭水化物やタンパク質、脂質の3大栄養素を分解します。
また、胃酸を中和し、十二指腸を守ったり、インスリンやグルカゴンといった血糖値の調節に重要な役割を果たすホルモン分泌を行う働きも担っています。
近年では、あのスティーブ・ジョブズ氏がすい癌を患っていたので、耳にした覚えがあるという方もあるかもしれません。
すい臓がんは、ここ数年、増加する傾向にありますが、早期発見が難しく、治療法も確立していない難治がんの一つです。
早期のすい癌では、特有の症状といえる自覚症状が明確にありません。
あとになって、背中や胃のあたりの痛み、重さがなんとなくあったと思いだされる程度で、早期発見につながるケースが稀となっています。
進行すると、腹痛や黄疸症状、体重の減少などが生じてくるのが一般的です。
すい臓付近には太い血管やリンパ節があるため、全身へがんが転移しやすいというリスクもあります。
そのため、他の癌に比べ、生存率が低くなっている傾向にもつながっていると考えられます。
早期発見が難しいすい癌ですが、自分から意識して検査を定期的に受けることで、発見につながるケースはしばしばです。
手遅れになる前に、意識して超音波検査を受けるようにしましょう。